5月30日









3月10日の日記で、
震度3の地震をぞっとする、
と言っていたんだなー、
と読み返してせせら笑ってしまったよ。
翌日の震度6を誰が予想したんだよ。
ぞっとするなんてもんじゃなかった。
駅は揺れて、火災報知機が鳴って、事務所の電気が落ちて、食器が片っ端から割れて、
お店のお客さんが叫んでいて、事務机を掴む手が震えて、涙が出て、
足もとに醤油の黒い流れを見て、ガスの臭いをかいで、
死ぬのかな~?と思いながらやっと事務所を出て、
貴重品を持って駅事務所に行っても駅員さんが誰もいなくて、警報機が鳴り続けて、
JRの看板が落ちて、ガラスが割れて、駅構外に出てもまだ揺れて、携帯がつながらなくて、
突然吹雪が来て、つながったアイフォンの画面に「津波10M」の文字を見て、
今すぐ帰りたいと思った時にはタクシーが一台もいなくて、寒くて寒くて、
公衆電話に数十メートルの列ができて、度重なる余震に駅西口がパニックになって、
女の子が道路に飛び出して、エスパルさんが出してくれたホッカイロに群がって、
寒さと怖さに震えが止まらなくて、1時間半後解散になって、
東口まで歩く途中で夫の車をみつけて、2時間後やっと保育園に迎えに行って、
「いっぱい揺れたね~」と言った娘の顔を見て、また少し泣いた。

あれから2か月半たって、
なんだか雲行きが怪しくなって、
あちこちいきまして、先週やっと新しい生活を始めることができまして。

しばらくは、穏やかに穏やかに過ごしたいのだけれど、
まだそんなわけにはいかぬ、とテレビやツイッターが言っている気がして、
いろんなことに考えがまとまりませんえん。

ま、状況が変わったら変わったでまたおもしろい出会いなどがあったりするもので、
今、そういう出逢いの中であたしは何を求められているのだろうと、
考える、というより何かを待っているような気持ちです。
果たして、あたしのシナリオは次どんなですの?
早く教えていただいた方が、心が落ち着くってもんです。